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Arslan Ash のバックアップ(No.47)


Arslan Ash

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アルスラーン・アッシュ。
パキスタン、ラホール出身の鉄拳プレイヤー。
vSlash eSportsおよびFate所属のプロゲーマーでレッドブル・アスリートでもある。
使用キャラは一美、ギース、ザフィーナ。
EVO Japan 2019鉄拳7世界王者、EVO2019鉄拳7世界王者。
 
対戦格闘ゲームに初めて触れたのは6~7歳の頃で、KOF2002と鉄拳3をプレイしたのがきっかけ。
チリのKOF強豪プレイヤーであるMisterioをリスペクトしている。
KOFシリーズのXⅢ、XⅣではパキスタン最強と言われ、現在は主に鉄拳シリーズで活躍しているが、2022年には格闘ゲームの大会において鉄拳部門で優勝した当日にKOF XV部門でも優勝や3位になるなど、2D格闘ゲームと3D格闘ゲームのマルチプレイヤーとして活躍を見せている。

プレイスタイル

反応の良さと徹底した間合い管理を活かした相手の甘えを許さない立ち回りで、相手の攻撃を的確に防ぎながらも、少しでも空振りの隙があれば針の穴を通すかのように、しっかり反撃を入れてくる。また小技で手堅く攻めつつ、的確に技の打ち方を変えるなど、戦略的思考にも長けている。アケードコントローラーのボタンの押し方が特徴的で、指の腹ではなく指先をボタンの上に乗せて押す。

プレイヤーネーム

名前の由来は、「Arslan」は本名からで、「Ash」はKOFのキャラクターのアッシュ・クリムゾンとポケモンの主人公サトシの海外名Ashから。

EVO Japan 2019

2019年2月に福岡で開催されたこの大会でAshは、
韓国のKneeChanelLowHighCherryBerryMango、タイのBook、アメリカのJimmy J Tran、日本のチクリン、フィリピンのAKとそうそうたるメンツをなぎ倒して優勝。賞金150万円を獲得した。表舞台の露出がなく、出場選手・観客から完全にノーマークであった彼が、防御と対応に重きを置いた正統派のプレイスタイルで数々の強豪を下し優勝するという余りにも華のあるストーリーは鉄拳勢のみならず格闘ゲーム界隈全体に感動を与えた。
(実際は2018年10月にUAEで開催されたOUGaming 2018のグランドファイナルでKneeを3-0で倒す活躍はしていたのだが、その大会自体の注目度が低かったため、Ashの名は一部の人を除いて知られていなかった)
優勝直後のインタビューでAshが語った「パキスタン国内では自分は8位の強さに過ぎない」「パキスタン7位と6位の間には大きな壁がある」というコメントは世界に更なる衝撃を与え、パキスタン格ゲー界隈の注目度を急激に高める立役者となった。
(後にインタビューの内容は「大会で当たったら負ける可能性があるプレイヤーが何人かいる」という趣旨の発言が誤訳されて広まったものだということが判明したが、Ash以外にも世界各国の強豪と張り合える猛者がいたのは事実であり、2019年は各地の大会でパキスタン勢が活躍した。)
 
後にパキスタンにおける鉄拳界隈は、オンライン環境に恵まれていなかったのもありオフライン対戦での練習に大きく比重を割いた環境であったことが明らかとなった。
オンライン対戦はいつでも対戦できる反面、振り返りなども1人で行わなければならないが、Ashをはじめとしたパキスタンの選手たちは対面で戦った後、周囲で見ていたプレイヤー含めみんなでアドバイスしあい切磋琢磨していた。
また負けた側が勝った側のゲーム代を払うため、決して裕福とはいえない彼らは負けても次にいけるオンライン対戦とは違い、必死の思いで試合に挑んでいた。
これは良い意味で時代に逆行したものでもあり、オンライン対戦が主流となっていた世界の鉄拳界隈における認識を大きく改めさせる事となる。
 
またAshをはじめとしたパキスタンの選手が長年、表舞台に出てこなかった理由としてビザの取得が困難なことが挙げられる。
今回のEVO japanも当初タイ経由で福岡に行く14日便のチケットを手配したが渡航を許可されず、16日着でパキスタン→マレーシア→韓国→福岡という経路のフライトにしたが、韓国のビザがないため許可されなかった。マレーシア→羽田、成田→福岡のチケットを予約し、ようやく羽田に到着するも、円に両替するのを忘れていたため、羽田から成田へのバスに乗れなかった。この時点で16日(土)午前2時。間に合わないと涙するAshだったが羽田→福岡の16日午前9時ごろ着の便が見つかり、なんとかプールが始まる10時に会場入りできた。

EVO2019

世界中から注目を集める優勝候補として参戦したEVO2019。国交の不安定さからビザの取得が非常に難しいとされ、パキスタンからはAshのみがなんとか渡米にこぎつけることができた。※2021年11月、ビザの問題が解決し今後5年間は自由にアメリカに行けるようになったとのこと
 
前評判通りウィナーズ側でTOP8にコマを進めるも、初戦の相手がいきなり優勝争い筆頭のKnee。激闘の末2-1で下し、続くウィナーズファイナルはタケ。を2-0で下し上がってきた、ノリにノっているアメリカのAnakinと対峙。これを圧倒的な強さでねじ伏せ3-0でウィナーズのままGFへ。
 
ルーザーズから勝ち上がってきたのはやはり韓国最強のKnee。全キャラ全一とも言われるkneeのキャラ選択に注目が集まる中、選択したのは三島一八。会場にどよめきが起こる。
初戦はAshが取り、2戦目はkneeが取り、3戦目は得意の無限ステージを選択したAshが取りのシーソーゲームで星は2-1。ここでkneeはデビル仁にキャラを変更。会場のボルテージは最高潮に。壁ありステージを選択したkneeが星を取り2-2でステージ選択権がAshに移る。自身の得意な無限ステージを選択するかと思われたが、そのまま壁ありステージで続行。接戦の末3-2でkneeを撃破、ウィナーズ側無敗のままEVO2019を優勝。1885人が参加したといわれる大会で、一人パキスタンから渡米し優勝するという快挙を達成し、その名を再び轟かせた。
 
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勝利後その場で神に祈りを捧げた後顔をあげ、潤んだ瞳で会場を見渡しアメリカの地で祝福を受けるAsh

TEKKEN World Tour 2019

TEKKEN World Tour(略称:TWT)は5月から11月の間、世界各地で行われる大会でポイントを稼ぎ、上位10大会分の総合ポイントが高かった19名と、当日予選を勝ち上がった1名がタイのバンコクで決勝大会を争う公式の世界大会。Ashはビザの関係で参加できる大会が限られたものの、EVO優勝のポイントが高かったこともあり、上限10大会分のところ、5大会分の総合ポイントだけでランキング5位につけ、決勝大会行きが確定。決勝大会であるTWT Finalsにはパキスタンの仲間内でコンボの魔術師の異名を取るAwais Honey、当日予選を逆転で優勝し、ラホール(パキスタンの都市名)の強心臓の異名を取るBilalと共に出場。Ash達パキスタン勢が優勝するのではないかと思われていたが、3グループに分かれた3人全員がベスト8にあがれず敗退するという異例の事態が発生。その要因としては、それまで国内や日韓でライバル同士だった鉄拳2大国の日本・韓国のプレイヤー達が、一緒に練習したり情報交換をするなど、打倒パキスタンのために手を取り合ったためである。長年日韓で争っていたところ、突如現れたパキスタンにEVOや各地の大会で敗北を喫した日本・韓国のプレイヤー達には、このFainalsで負けるわけにはいかない意地があった。こうしてパキスタンの快進撃は食い止められ、2019年は幕を閉じた。

その後

翌年のEVO Japan2020にはザフィーナで挑んだものの、リリース直後で破格の性能だったリロイに敗れ25位に終わり、新型コロナウイルス蔓延に伴い、Ashをはじめとするパキスタン勢は表舞台から姿を消してしまった。(日韓ではオンラインでの大会などが続けられたが、インターネット環境の整ってないパキスタンとは交流ができなくなってしまった。)
事態が動いたのは1年以上経ちパキスタン旋風も落ち着いた2021年4月。ウクライナで行われた招待制大会WUFLにて、辞退した各国の強豪選手たちもいるなか、Kneeと並ぶ韓国の2大巨頭JDCRSaintが参戦し、AshやAwaisパキスタン勢と戦うことになった。結果Ashが1位、Awaisが2位でワンツーフィニッシュを飾り、2021年12月にはKhanFARZEEN?と共に渡米しCEO2021にも参加。アメリカのトッププレイヤーAnakinを倒したAshが優勝し、KhanやFARZEENもベスト8に入る活躍を見せた。2022年5月にも一人アメリカの大会Combo Breakerに参加したAshは2020年以降本格的に復帰し、日本最強とも称されるまで上り詰めた弦と決勝で戦う。拮抗するかとも思われたこの決勝戦をAshは3-0で勝利し、未だ世界トップクラスの実力であることが証明された。この数時間後Ashは別でエントリーしていたKOF部門でもウィナーズファイナルまで駒を進め、PAKOに落とされたルーザーズファイナルではTamagoに3-2で敗れたものの、1位と3位という3D格闘2D格闘問わず優秀な成績を収めた。

EVO2022

前回オフライン大会のチャンピオンであり、圧倒的な強さから2連覇も期待されるAshは今大会、Khanと共にパキスタンから2人で出場。(Bilal、Awaisも出場予定だったがビザの問題により出場できなかった。)メインキャラクターであるザフィーナ1本でTOP48まで順調に勝ち上がったが、アメリカの強豪でクラウディオ兼ザフィーナ使いであるShadow 20zに負け、まさかのルーザーズに落ちてしまう。その後は日本のノビ、フィリピンのDoujinを倒し、ベスト8に駒を進め、PINYA Super Akouma Jeondding ら、各国のトッププレイヤー達に2-0のストレート勝ちでルーザーズファイナルまで勝ち上がったが、一緒にパキスタンからアメリカへ渡り、ウィナーズファイナルでKneeに敗れたKhanと対戦することになり、10年一緒にプレーしAshの癖を知っていたKhanのギースに1-3で負けて3位に終わった。優勝こそ逃したものの、パキスタンから出場した2人が、両方ベスト3に入る活躍を見せ、パキスタンの強さをここでも世界に証明した。
(KOF XV部門にも出場。鉄拳と並行してプールを戦い抜き、ベスト8出場がかかった試合まで駒を進めたものの、日本のスコアに敗れ、9位タイ)

ライブ配信

本名

Arslan Siddique

愛称

アッシュ

本拠地

Lahore,Pakistan

生年

1995年8月20日

国籍

Flag_Pakistan.png パキスタン

所属

vSlash eSports http://vslashesports.com/ 2018/7/27 -
Red Bull http://www.redbull.com/ 2019/11/12 -

プレイ歴・メインキャラ

THE KING OF FIGHTERS XIII
THE KING OF FIGHTERS XIV
THE KING OF FIGHTERS XV(B.ジェニー/ちづる/エリザベート)
鉄拳タッグトーナメント2
鉄拳7(三島一美、ギース、ザフィーナ、エリザ、リディア、ニーナ)

主な戦績

2018年

  • FV x SEA Major Malaysia 2018 T7 9位(一美)
  • OUGaming 2018 T7 優勝(一美)

2019年

  • EVO Japan 2019 T7 優勝(一美)
  • Gamers' Con 2019 TrueGaming Invitational T7 7位(一美、ギース)
  • TGU x SEA Major Thailand 2019 T7 優勝(一美、ギース)
  • GameWorks Pre-EVO 2019 T7 優勝(ギース)
  • EVO2019 T7 優勝(一美、ギース)
  • ROXnROLL Tekken Dubai T7 5位(一美、ザフィーナ)
  • TEKKEN World Tour 2019 Finals T7 17位(一美、ギース)

2020年

  • Kumite in Tennessee 2020 T7 優勝(ザフィーナ)
  • EVO Japan 2020 T7 25位(ザフィーナ)

2021年

  • WePlay Ultimate Fighting League Season 1 T7 優勝(ザフィーナ、エリザ)
  • PPG Challengers Cup T7 優勝(リディア、ザフィーナ、一美)
  • CEO 2021 Fighting Game Championships T7 優勝(ザフィーナ)

2022年

  • Combo Breaker 2022 T7 優勝(ザフィーナ)
  • Combo Breaker 2022 KOF15 3位(アテナ/キング/エリザベート)
  • DreamHack Dallas 2022 T7 優勝(ザフィーナ)
  • DreamHack Dallas 2022 KOF15 準優勝(キング/アテナ/エリザベート)
  • EVO 2022 KOF15 9位(B.ジェニー/ちづる/エリザベート)
  • EVO 2022 T7 3位(ザフィーナ)
  • VSFighting X T7 優勝(ザフィーナ、一美、ニーナ)
  • VSFighting X KOF15 優勝(B.ジェニー/ちづる/エリザベート、他)
  • Only The Best IV T7 5位(ザフィーナ、レオ)
  • ONE Esports FIGHT! Tokyo Invitational T7 準優勝(ザフィーナ)
  • IESF World Esports Championships 2022 T7 優勝(州光)
  • Tekken World Tour 2022: Pakistan Regional Finals T7 優勝(州光、一美)

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