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Arslan Ash のバックアップ(No.33)


Arslan Ash

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アルスラーン・アッシュ。
パキスタン、ラホール出身の鉄拳プレイヤー。
vSlash eSportsおよびFate所属のプロゲーマーでレッドブル・アスリートでもある。
使用キャラは一美、ギース、ザフィーナ。
EVO Japan 2019鉄拳7世界王者、EVO2019鉄拳7世界王者。
 
対戦格闘ゲームに初めて触れたのは6~7歳の頃で、KOF2002と鉄拳3をプレイしたのがきっかけ。
チリのKOF強豪プレイヤーであるMisterioをリスペクトしている。
KOFシリーズのXⅢ、XⅣではパキスタン最強と言われ、現在は主に鉄拳シリーズで活躍しているが、2022年5月には鉄拳の大会で優勝した当日にKOF XVの大会でも3位になるなど、2D格闘ゲームと3D格闘ゲームのマルチプレイヤーとして活躍を見せている。

プレイヤーネーム

名前の由来は、「Arslan」は本名からで、「Ash」はKOFのキャラクターのアッシュ・クリムゾンとポケモンの主人公サトシの海外名Ashから。

EVO Japan 2019

2019年2月に福岡で開催されたこの大会でAshは、
韓国のKneeChanelLowHighCherryBerryMango、タイのBook、アメリカのJimmy J Tran、日本のチクリン、フィリピンのAKとそうそうたるメンツをなぎ倒して優勝。賞金150万円を獲得した。
2018年10月にUAEで開催されたOUGaming 2018のグランドファイナルでKneeを3-0で倒す活躍はしていたものの、注目度の高い大会での露出が少なく、出場選手・観客から完全にノーマークであった彼が、防御と対応に重きを置いた正統派のプレイスタイルで数々の強豪を下し優勝するという余りにも華のあるストーリーは鉄拳勢のみならず格闘ゲーム界隈全体に感動を与えた。
優勝直後のインタビューでAshが語った「パキスタン国内では自分は8位の強さに過ぎない」「パキスタン7位と6位の間には大きな壁がある」というコメントは世界に更なる衝撃を与え、パキスタン格ゲー界隈の注目度を急激に高める立役者となった。
(後にインタビューの内容は「大会で当たったら負ける可能性があるプレイヤーが何人かいる」という趣旨の発言が誤訳されて広まったものだということが判明している。)
 
後にパキスタンにおける鉄拳界隈は、オンライン環境に恵まれていなかったのもありオフライン対戦での練習に大きく比重を割いた環境であったことが明らかとなった。
オンライン対戦はいつでも対戦できる反面、振り返りなども1人で行わなければならないが、Ashをはじめとしたパキスタンの選手たちは対面で戦った後、周囲で見ていたプレイヤー含めみんなでアドバイスしあい切磋琢磨していた。
また負けた側が勝った側のゲーム代を払うため、決して裕福とはいえない彼らは負けても次にいけるオンライン対戦とは違い、必死の思いで試合に挑んでいた。
これは良い意味で時代に逆行したものでもあり、オンライン対戦が主流となっていた世界の鉄拳界隈における認識を大きく改めさせる事となる。
 
またAshをはじめとしたパキスタンの選手が長年、表舞台に出てこなかった理由としてビザの取得が困難なことが挙げられる。
今回のEVO japanも当初タイ経由で福岡に行く14日便のチケットを手配したが渡航を許可されず、16日着でパキスタン→マレーシア→韓国→福岡という経路のフライトにしたが、韓国のビザがないため許可されなかった。マレーシア→羽田、成田→福岡のチケットを予約し、ようやく羽田に到着するも、円に両替するのを忘れていたため、羽田から成田へのバスに乗れなかった。この時点で16日(土)午前2時。間に合わないと涙するAshだったが羽田→福岡の16日午前9時ごろ着の便が見つかり、なんとかプールが始まる10時に会場入りできた。

EVO2019

世界中から注目を集める優勝候補として参戦したEVO2019。国交の不安定さからビザの取得が非常に難しいとされ、パキスタンからはAshのみがなんとか渡米にこぎつけることができた。※2021年11月、ビザの問題が解決し今後5年間は自由にアメリカに行けるようになったとのこと
 
前評判通りウィナーズ側でTOP8にコマを進めるも、初戦の相手がいきなり優勝争い筆頭のKnee。激闘の末2-1で下し、続くウィナーズファイナルはタケ。を2-0で下し上がってきた、ノリにノっているアメリカのAnakinと対峙。これを圧倒的な強さでねじ伏せ3-0でウィナーズのままGFへ。
 
ルーザーズから勝ち上がってきたのはやはり韓国最強のKnee。全キャラ全一とも言われるkneeのキャラ選択に注目が集まる中、選択したのは三島一八。会場にどよめきが起こる。
初戦はAshが取り、2戦目はkneeが取り、3戦目は得意の無限ステージを選択したAshが取りのシーソーゲームで星は2-1。ここでkneeはデビル仁にキャラを変更。会場のボルテージは最高潮に。壁ありステージを選択したkneeが星を取り2-2でステージ選択権がAshに移る。自身の得意な無限ステージを選択するかと思われたが、そのまま壁ありステージで続行。接戦の末3-2でkneeを撃破、ウィナーズ側無敗のままEVO2019を優勝。1885人が参加したといわれる大会で、一人パキスタンから渡米し優勝するという快挙を達成し、その名を再び轟かせた。
 
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勝利後その場で神に祈りを捧げ、顔をあげ潤んだ瞳で会場を見渡しアメリカの地で祝福を受けるAshの姿に、ただの「格闘ゲームの世界大会」に留まらない、様々な想いを感じ取ることが出来た。
突如として現れた鉄拳魔界『パキスタン』という勢力によって「鉄拳の歴史はパキスタン前と後とで分かれる」とまで言われるほど盛り上がりを見せる鉄拳界。EVOの参加者も年々増え続けており、今後の展開も目が離せない。

ライブ配信

本名

Arslan Siddique

愛称

アッシュ

本拠地

Lahore,Pakistan

生年

1995年8月20日

国籍

Flag_Pakistan.png パキスタン

所属

vSlash eSports http://vslashesports.com/ 2018/7/27 -
Red Bull http://www.redbull.com/ 2019/11/12 -

プレイ歴・メインキャラ

THE KING OF FIGHTERS XIII
THE KING OF FIGHTERS XIV
THE KING OF FIGHTERS XV
鉄拳タッグトーナメント2
鉄拳7(三島一美、ギース、ザフィーナ、エリザ、リディア)

主な戦績

2018年

  • FV x SEA Major Malaysia 2018 T7 9位(一美)
  • OUGaming 2018 T7 優勝(一美)

2019年

  • EVO Japan 2019 T7 優勝(一美)
  • Gamers' Con 2019 TrueGaming Invitational T7 7位(一美、ギース)
  • TGU x SEA Major Thailand 2019 T7 優勝(一美、ギース)
  • GameWorks Pre-EVO 2019 T7 優勝(ギース)
  • EVO2019 T7 優勝(一美、ギース)
  • ROXnROLL Tekken Dubai T7 5位(一美、ザフィーナ)
  • TEKKEN World Tour 2019 Finals T7 17位(一美、ギース)

2020年

  • Kumite in Tennessee 2020 T7 優勝(ザフィーナ)
  • EVO Japan 2020 T7 25位(ザフィーナ)

2021年

  • WePlay Ultimate Fighting League Season 1 T7 優勝(ザフィーナ、エリザ)
  • PPG Challengers Cup T7 優勝(リディア、ザフィーナ、一美)
  • CEO 2021 Fighting Game Championships T7 優勝(ザフィーナ)

2022年

  • Combo Breaker 2022 T7 優勝(ザフィーナ)
  • Combo Breaker 2022 KOF XV 3位(キング、アテナ、エリザベート)

動画

リンク

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